2025年秋の新作アイテム
SCSC(SUGAR CANE Super"Denim" Collectibles)の3rdコレクションでは、1975年にスタートしたシュガーケーンの50周年を機に、ブランドの原点に立ち返り、デニムワークウエア誕生の地であるアメリカに生産拠点をシフトして新たな「Made in U.S.A.」の大戦モデルを企画。
デニム生地は日本で生産しており、1943年モデルをベースに米綿を使って当時の紡績技術が未熟で不均一なムラ感の強い荒々しい生地を再現した。縫製はシュガーケーンのアメリカ工場で行い、今回はヴィンテージの一個体を完全再現するのではなく、型紙やパーツ、ステッチワークなどのディテールはこれまで確認してきたさまざまな大戦期の個体の特徴を組み合わせ、オリジナルの要素も加えた1940'sスペシャルモデルに仕上げている。
特筆すべきは腰ポケットの袋地で、1940年代の大戦期にROUGH WEAR社が民間用レーベルで製作したヴィンテージジャケットのツイルチェック裏地を再現して使用している。 Made in USA
2024年秋の新作アイテム
一見すると 1937年モデルに見えるが、フラッシャーの最下部に「Copyright 1942」の表記が入る非常に珍しい1942年の前期モデル。1942年の4月から8月までのわずかな期間にだけ生産されたもので、バックストラップや股リベットがまだ省略されていない。1937年モデルはコンシールリベット部分に通常の銅リベットの頭を潰して使用していたのに対し、本作は鉄製の専用リベットを採用している。その変更に伴い、フラッシャーの「CONCEALED COPPER RIVETS」が「CONCEALED POCKET RIVETS」表記に変更された(ただし、過渡期のモデルであるためギャランティチケットの表記は「FOR OVER 70 YEARS」にもかかわらず「COPPER RIVETED」表記のままになっている)。1937年モデルとは明らかに異なる厚みとムラを持つデニム生地や、このモデルにしか見られない黒いメッキを施した鉄製バックルを専用に製作。ボタンのタックは銅メッキのタイプを使用している。 Made in JAPAN DENIM
2024年秋の新作アイテム
品番の頭に「S」が付いているにもかかわらず、コインポケットにリベットが打ち込まれた 1945年後期頃のウエストオーバーオールズ。ボタンはトップ、フライ共にロゴ入りの鉄製タックボタンで、リベットは無地の鉄リベットを使用している。もとにしたヴィンテージはノンウォッシュのミントコンディション。品番の後ろに「A」がスタンプされた非常に希少な個体で、「A」の付くヴィンテージはこれまで世界でも2本しか確認されていない。生地はムラが強く荒々しい14オンスのデニム。持ち出しや向布など小物の地の目の向きがいい加減で、縫製もコインポケットの先端のステッチが少しこぼれてしまっているなど、「大戦モデル」らしい粗野な作りが特徴。 Made in JAPAN DENIM